猫のつぶやき(大事なことって?)

画像大正から昭和の初めに活躍した歌人で精神科医の斎藤茂吉を夫に、(ドクトルまんぼう)や(楡家の人びと)などの作者である北杜夫を息子にもつ斎藤輝子のことが、以前から脳裏に焼き付いていた。
彼女は、世界を駆け回る旅行家として広く知られ、79歳にして南極を旅した。そんなことを知った時、そのエネルギッシュな行動は羨望と憧憬の念に溢れた。

天真爛漫に生きた89歳、それが彼女の「人生旅」の終わりであった。

そんなこんなでふと自分の(旅物語)の創造を試みてみたり、取り立てるほどの何も持たない凡なる私の思惑は,空回りばかりで宙に消えた。

ツクツクボウシが夏の終わりを告げ、季節の移ろいは、老体を奮いたたせ、自分の為に何かをしてやりたいという焦りを感じる。夜なべにiPadを開きっぱなしで、これだこれだというアイデアに出会うことを願ったりする。

自由な日々は、アクテイブな自分を忘れてしまっているのではないか。そんな焦燥がよぎる。
これでいいということはない。これでいいのか、これでいいのか。未だ答えは見えないが、大事な何かを探し続けている。

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