猫のつぶやき( 見る目 )

画像長い下積みもあっただろうけれど、突然のようにブレークした芸人の名がやっと言えるようになったと思えば、その姿がいつの間にかテレビ画面から消えている。名前も思い出せない。芸人の世界の浮き沈みのきびしさは、想像をはるかに超えているのだろう。消えていった彼等の栄光の時が短い期間であったとしても、一度世にその名が公表されると、元なになに、と一生ついて回る名刺の肩書となる。

陳腐な芸(?)が受けるのはほんの一瞬でしかない。
その一瞬にかけた苦悩の日々こそが、生涯の杖として支えてくれる。
芸人として長く君臨出来る人達は、「自分」というキャラを客観視しながら、おごることなく前向きに努力しているにちがいない。

視聴者は飽きっぽい。小賢しい言動など感にさわる。私生活など語るのはもってのほかで、芸人は芸の道に徹してこそ芸人と言えるのであって、マルチタイプで何でもかんでもジャンルの境線を引かないでいると、ステータス・ダウンを感じ微妙な嫌悪さえ覚えるものだ。

人間は我儘であるが、正直でもある。一瞬の表情をも見逃さない目、目、目。


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