猫のつぶやき( 将棋が面白い) )

画像65歳になった頃ではなかろうか。私は将棋に挑戦した。駒の名前、それぞれの動かし方など全くいの一番からのスタートであったが何故か夢中になれた。テレビに接続したソフトで何度も繰り返しているうちに、「 美濃囲い「 穴熊囲い 」 「 矢倉囲い」などという玉の守り方や、「 居飛車」 「 中飛車 」 「 振り飛車」などと言う攻め方など、一端の将棋指しになった気分にもなったものである。

サラリーマンを卒業した暁には、秋の夜長に亭主と将棋盤にでも向かい合うのもいいかなと、密かに腕を上げようとしたのだが、あまりの格差に鼻であしらわれてしまったものである。

今年は16歳で100勝をあげた藤井聡太七段 がヒーローの年だった。「天才」と「努力」であの記録を打ち立てた少年の中に、驕り高ぶりが微塵も感じられない性格のよさに、只々感心するばかりである。

久々に将棋の駒を並べてみた。

「少しは腕をあげたか」

向かいに座るはずの相手が、どうやら師走の空の何処かでそう言ったような気がする。


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