猫のつぶやき(雑草の歌・2・・・露草)

340FD4C3-9023-45EB-9152-7BA16BB8785F.jpeg 鉄道沿線に生きる私どもの仲間は、そりゃあかなりの種類でぎっしりと埋め尽くされておりますよ。それぞれの特徴は違ってはおりますが、桐の、私が代表して言わせてもらえば、彼等はこのような厳しい環境にあっても、誰も頼らず、何ものへも期待せず、そして誰をも恨まず、自分の限りを尽くして生きているということです。

 人間の靴の下敷きになろうが、自転車になぎ倒されようが、ここに根を張って生きることしか私達には道はありません。住めば都と言いますが、私も実は此処が気に入ってますんですよ。
夜空の星を交えて、今を生きている事の歓びの大合唱が、海に向って拡がり、天に駆け上り、実に壮大な鉄道沿線の深夜の風景です。

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今日は、露草のことを紹介しましょう。ご覧のように露草は密やかに、慎ましく咲いて、誰からも愛されています。私の大きな葉のそばででも、朝の目覚めを楽しませてくれる清楚な花です。
花言葉は「尊敬」です。最も愛くるしい言葉かと思っておりましたから意外でした。側でいつもゆかしいその姿に目を細めている私も、いろいろと思いを巡らすうちに、誰が付けたか存じませんが、やっぱりこの言葉が一番相応しいと思うようになりました。

あの小さな花びらを集めて絞りますと、とても素晴らしい染料となるのだそうですよ。絞り汁にレモン汁を落とせばピンク色になり、重曹を入れると緑色になると言う、まさに魔法の花であり、色のつき具合が良いせいか、「つき草」とも呼ばれています。

どうか今後この道を通る機会があったらならば、「露草」に一瞬でも目を止めてやってください。歓びます。


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