テーマ:猫のつぶやき

猫のつぶやき( 見る目 )

長い下積みもあっただろうけれど、突然のようにブレークした芸人の名がやっと言えるようになったと思えば、その姿がいつの間にかテレビ画面から消えている。名前も思い出せない。芸人の世界の浮き沈みのきびしさは、想像をはるかに超えているのだろう。消えていった彼等の栄光の時が短い期間であったとしても、一度世にその名が公表されると、元なになに、と一生つ…
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猫のつぶやき(変わり行く時代)

手書きの分厚い台帳を開き、インク壺にペンを突っ込んでは書類の記入に明け暮れた会社員時代の事を、何かのきっかけで思い出すことがある。ミミズが這ったような字を書き連ね、書棚に何十冊も積み上げ、その厚さがわたしの勤続年数に比例した。誰が開いてもすぐに解るようにと、一字一字丁寧に書く事に勤めはしたが、そんな台帳も功を奏すこともなく、埃を共有して…
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猫のつぶやき(風船よ空へ舞い上がれ)

嵐の後のこの澄み渡る空の、なんと爽やかな朝であろうか。さあ10月の始まりである。 アイスモーニングをホットに替えて、私の秋は出発進行した。夢も希望も盛り沢山のリュックを背負って、ゆっくり、そして自分の思うままにいこう。線路はないが、一歩出れば路はそこにある。 どんな叡智をもってしても自然の猛威に抗えぬ70億の人間が、ああだこ…
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猫のつぶやき(秋桜は秋のチャンピオン)

暑さ寒さも彼岸まで というから、秋本番もまじかだろう。 秋真っ只中にこの世へやって来た私は、秋 と言えば即座に脳裏に浮かぶ風景がある。何処までも広がるススキの林と、その向こうに広がる薄いピンクや濃いピンクのコスモスの群生。 背丈をゆうに超えて、まるで無限の彼方へと広がりを見せ、たった一人でその広大な秋を手にした歓喜と…
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猫のつぶやき(大事なことって?)

大正から昭和の初めに活躍した歌人で精神科医の斎藤茂吉を夫に、(ドクトルまんぼう)や(楡家の人びと)などの作者である北杜夫を息子にもつ斎藤輝子のことが、以前から脳裏に焼き付いていた。 彼女は、世界を駆け回る旅行家として広く知られ、79歳にして南極を旅した。そんなことを知った時、そのエネルギッシュな行動は羨望と憧憬の念に溢れた。 天…
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猫のつぶやき(無常)

猛暑の最中、豪雨による災害、北海道を襲った震度7の地震。日本縦断の天災に驚愕するばかりである。 テレビはライブで生々しい惨状を映し出し、見る者の胸を締め付ける。自分だったら、我が家だったらと考えることしきりである。 「無常」 の言葉が理解できる。何事も不動なものはなく、生じたり、滅したり、変化してゆく。人の心さえも。 …
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猫のつぶやき(振り返れば懐かしい)

振り返るのは止そう。前を向いて残された未来を描こう。そんな風に生きてきた。 だが、自分でも意外としか言いようのないほど歳を重ねてみると、ここまで来た道のりよりも、此処へ辿り着いた五体のたくましさに、身勝手な称賛とともに一人ほくそ笑んでいる。 古希も喜寿も、まるで私には無頓着に走り去って行った。これからが本当に人生を味わい…
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猫のつぶやき(2018・お盆が来た)

意気軒昂と言いたいところだが、意気消沈の猛暑の最中、盆は正確にやってきた。 あの顔、この顔、まあ何とこんなに大勢の人と関わりがあったのかと少々心臓が高鳴る。 どの顔も確かに笑っている。もの心ついた頃、縁側で面白可笑しくお伽話をしてくれた近所のおばさんまでが、今年は顔を見せた。小学校3年の担任で、今で言うイケメン先生が、友達のお母…
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猫のつぶやき(指針)

一つの節目や、大きな壁をクリアした時などにふと考えることは、10年前も20年前もさしたる変わりはないものだ。 むしろ若い頃の方がずっと保守的であったような気がする。 「人生」 の始まりを覚えている人はいない。終わる時は様々な状況の違いもあるが、じっくりと己の人生の終わるその瞬間を感じることが出来るのかどうか、これもまた想像の…
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猫のつぶやき(台風前夜のお月さん)

明日は台風が上陸するというので、夏の夜空を飾るはずだったイベントがあちこちで中止となった。相次ぐ災害の復旧も進まぬさ中の12号台風到来は残酷過ぎる。 窓越しに夜空を見上げると、雲をかき分けるように月がじっと地球を見ていた。 台風は本当に来るのだろうかと疑った。  「母さん、台風は日本に上陸するのを止めたんだよ きっと」 …
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猫のつぶやき(バッタ君ようこそ!)

バッタ君 君の出番がやってきたね。一番最初に僕を訪ねてくれた事を感謝する。 バッタの種類はたくさんあるけど、君の姿はとても美しい。今年の夏も君に是非会いたいと思っていたんだ。何しろ君から得る情報の斬新さと説得力には、感心させられたり空を飛べる事への羨望もあって、巡り来る季節を早送りできたらとさえ思っていたんだよ。 「今年…
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猫のつぶやき(生きる)

歩道寄りに軽トラックを止めて、お通夜と葬儀の日時を知らせる立て看板が設置されていた。見ず知らずの人ではあっても、何故か一人の人生を勝手な憶測に引き込んでしまうものだ。 この世界での終わりは、永遠の終わりではないのではないか、遠くにあるのかすぐそこにあるのか、未知なる世界の存在をわずかでも信じたいと思う願望がそうさせるのか、憶測…
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猫のつぶやき(心の里帰り)

午後3時を過ぎたばかりの銀行で、ATMを前にして一人の女性に声をかけられ振り返ると 「この機械でお金おろせますよね」 通帳を袋から出して見せた。その見ず知らずの彼女は、ATMを初めて使うのでとても怖いと言いながら、その表情には不安の色は微塵もなく、たまたま遭遇した私が同年輩と見込んでか、次々と話しかけ問いかけ、やがては時代に…
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猫のつぶやき(猫の目)

物事の目まぐるしい変動を「猫の目」に例える。 明暗で猫の目は丸くなったり細くなったりするけれど、猫大好きの私からすれば、いささか釈然としない。 人間は猫に多くのことを教えられ,しばしば反省もさせられる。 飄々として美しい目に、人間の心の有り様はどのように映っているのだろうか。 人間語こそ使わなくても、瞬時に心を読み取り理…
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猫のつぶやき(本当の事を知ろう)

新潮社から出ているあるコラムニストの文庫本を読んで、これまで胸につかえたモヤモヤが一気に晴れたのです。230ページばかりのなかに、これまで知り得なかった世界と日本の関わり。真実を捻じ曲げた報道や、捏造の記事を載せる大新聞。 様々な角度から見た嘘と真実、劣悪な国々の歴史が写し出す今を、じっくり考え直そうと思ったのです。 第一章 …
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猫のつぶやき(これでいいのか)

五月の若葉は、身体じゅうの血が湧き立つほどの底知れぬパワーを発信し続けている。たとえようのない美しさは、毎年それを見事に繰り返す。 元総理大臣の中曽根康弘氏が5月27日で100歳の誕生日を迎えられたニュースを見て、立て板に水の月日の経過に、あらためて驚きます。 自分がもしも100歳という誕生日を生きて迎えるとしたなら、彼のように…
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猫のつぶやき(五月の若葉を蝕むなかれ)

五月の若葉が目に優しい。何もかも生活のサイクルは順調であり、これといった負具合もみあたらない。私はそれを幸せと言う。 ところが、こんな最高の季節に飛び交うニュースのあれこれは、皮肉にも不愉快極まりない。平昌オリンピックをきっかけに、南北の異様なまでの急接近、中国への媚び外交。手のひらを返したかに見えるその手法は、何度も繰り返されて…
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猫のつぶやき(これでいいのか)

あれよあれよと時はまるで車窓の風景のように過ぎ去って行く。これでいいのか、これでいいのかとその自問すら跡形も無く砕け散る。 老いの風など何処を吹く、などとまるで他人事のように強がってみても、ガラス越しに見る己の様相に、歳は正直だなと冷静になる。何もかもが煌めき、輝きを放って見えた遥か遠くの過ぎ去りし日々が懐かしく、鮮やかな色彩を点…
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猫のつぶやき(挑戦)

ギヤをチェンジしながら自転車をこぐ。普段は通ることのない道に挑戦してみると、それは当然ながら視覚が捉えるものすべてが新鮮で、遠くの地に入り込んだ気にさせてくれる。 太陽がいっぱいで、青い空と心地よい風と若葉はまさに特上の春を思わせる。 これだけの好機を得たことだけでも大満足の日であった。 車には出会うけれども、歩く人に…
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猫のつぶやき(花より団子)

年齢と共に、来た道を振り返る量は膨らみ、順序だてて整理する事すら曖昧で散漫になりがちである。 ◯◯年の出来事も、△△年の出来事もごっちゃになったり、、近しい人との別れの日でさえ、あやふやになってしまうのは、上手に老いて行く為の忘却と捉え、少しづつ記憶が薄れてゆくことで、身軽く生きて行けるのだと自分に言い聞かせながら、納得をして…
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猫のつぶやき(黄金色の空)

全ての存在を黄金色に染め上げて、今日も終わった。何がしかの悔恨と反省が点滅するものの、可もなく不可もなく、今が幸せだと湧き上がる感情を思えば、やはり黄金色に染まる中に自分も居るのだと安堵する。 読み上げた一冊の本は、しばらく私の思考をじっくりと釘ずけにし、やがて解きほぐしていく。宿題を一つかたずけた時の思いに似ている。多感な学生時…
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猫のつぶやき(桜咲く)

昨日は少しばかり蕾がふくらんできたと思ったのに、今日は一斉に花びらを震わせて、淡いピンクで道行く人を驚かせている。 梅の香りをまだどこかに留めてもいるというのに一気にコートやマフラーを脱がせてしまった桜は、寒さにかじかんだ人々の心を緩やかにほぐしてくれる最高の特効薬にちがいない。 桜は毎年同じように咲くけれど、毎年違った思い…
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猫のつぶやき(大山鳴動して鼠一匹)

来る日も来る日も責め続けるという行為。何が善で何が悪なのか。 国会の紛糾した様子をライヴで目にすることは、責められる者の陰鬱な気持ちや、責め立てる者の執拗さなど、さまざまな感情をも我が身に受け止めることになり、そのわだかまりは、かなり大きなストレスとなる。 国会の論戦も結構だが、 「鹿を追う者は山を見ず」 と言う諺が、脳…
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猫のつぶやき(旅はまだまだ続きます)

此処は以前来たことがあるような気がするとか、 この人と話をした事があるような気がするなどと、あり得ない錯覚を一瞬することがある。想像や空想のエンジンが稼働している時に起こる現象に違いない。 一つの想像が、さまざまに広がり、空想や創造を重ねながら、自分だけの物語が生まれる。 一つの想像は、やがて自分を支え、明日を生きる大きな原動力…
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猫のつぶやき(国連と日本)

この地球上には、様々な国が存在するが、国際連合に加入していて、我が国が 国 と認めている国は、196カ国という。 1935年、日本が正式に国際連盟から脱退するまでは、常任理事国であり、重要なポストを担ったアジア唯一の強国であった。 第2次世界大戦が1945年終結して、11年後の1956年、80ヶ国目の国際連合加入国となっ…
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猫のつぶやき(今夜の月)

今夜の月を見たかい。なんだってこんなに神々しいんだろうか。 この息詰まるような澄んだしじまに、生き物の吐き出す薄汚れた息づかいや、ちっぽけな欲望が空回りする不快なギガギガ音をも飲み込んで、何事もなかったように、黙して語らぬお月さんよ。わたしゃどんな言葉で貴方を讃えたらよいのでしょうか。 たとえ私が、最高の言葉を見つけ出したと…
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猫のつぶやき(春を待つゴンと母さん)

「やってきたぞ!」 母さんはいきなり僕の耳をピョンと引張って、少しばかりおどけてみせた。???…… 「春……来たぞ来たぞ」 なんだ春のことか。母さんはいつもこれだから、僕の反応が遅くなるんだよ。何が何してこうなったと言う んじゃないんだ。順序立てて言うのではなく、強調したい言葉が先行するからややこしい。 でも…
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猫のつぶやき(クロちゃん一行のお通り)

「 ここを通りたいんだ」   「通ればいいじゃないか」 「 ゴンちゃんが……」 「僕は意地悪したことはいちどもないよ。クロちゃんが僕を避けているだけじゃないか」 黒ちゃんの一行が……(一行というのは、くろちゃんちのおばさんと、クロちゃんちの犬のチビちゃんとその一人と一匹を守るクロちゃんのことです)……。 そ…
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猫のつぶやき(テレビって何)

リモコンをやたらカチャカチャ押してチャンネルを変える動作が、以前は気になってしょうがなかった。ところがこの頃ぶつくさ言いながら自分も同じ事をしている。 テレビは貴重な情報源であり団欒を盛り上げる道具でもあるが、どうでもいい事を、国の一大事であるかの如く、私達の暮らしに大した意味もないジャンルの詳細を拡大し、来る日も来る日も同じ話題…
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猫のつぶやき(ピュアな心で)

同世代を生きる人の考え方や生き様は、凡そ理解出来、うなずける。だが30年もの差があると、スニーカーで空を翔けるような不思議な、まるで幻にも似た現実に驚愕し、また時代の移ろいから置き去りにされるのではという焦燥に震える。 1972年生まれの、堀江貴文著 「好きなことだけで生きていく」 を読んで、部屋の隅々まで掃除をし、開けっぴろげた…
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