テーマ:猫のつぶやき

猫のつぶやき(笑いの王国)

テレビのワイドショウが延々と伝える報道は、大衆の興味を実に上手く誘導し、冷静になればなるほど、焦点のずれた気負いばかりが残る。話題の吉本興業と言えば、エンタツ・アチャコ が始めた喋くり漫才が大当たりした時代へと思いはさかのぼる。私はまだ子供だったけれど、ラジオにかじりついたものだ。 人を笑わせることは、泣かせることの比ではない。ほ…
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猫のつぶやき(チュウちゃんのお買い物)

お友達に頂いたのよ、チュウチャンを中に入れてあげるよ。 母さんは僕よりも弾んだ声でやたら興奮気味だ。 僕がキャッキャと喜びの雄叫びをあげると、 「いいでしょう!」 と何度も繰り返す。母さんが作った訳でもないのに と思うと、少々可笑しくもあったけれど、母さんの気持ちはよく分かる。 籠から顔を出したチュウちゃんは、とっ…
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猫のつぶやき(小さな革命)

結構遠いと思った距離も、今では鼻歌を2・3曲口ずさむだけで着いてしまう。日の出の早い初夏の風景を満喫し、茶店のお決まりの席を1時間余り独占し、珈琲の香りとBGMに癒されながら、今日という時の始まりのスイッチを入れる。 何気ない朝の行動のようであるが、私にとって、大きな革命とも言えることなのである。 スイッチの入った今…
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猫のつぶやき(朝のおくりもの)

玄関のドアを開けると、色鮮やかな野菜達が今畑からやって来たのだと胸を張っていた。 トウモロコシは、ツンとすまし顔で濃いい緑の葉を大きく広げて見せ、胡瓜は艶やかに露を含んで、トマトの紅色をより引き立てているのはこの俺様だと言わんばかりにピンと背筋を伸ばして、ピーマンを押しのけるようにトマトの側へ寄り添う。 なんと美しく可憐な野菜達では…
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猫のつぶやき(ゴンちゃんのメッセージ)

こちらは、穏やかと言う言葉が相応しいところです母さん。そちらにいる時はあの世だとか、黄泉の国だとか様々な言葉を使って、特別視していました。地獄極楽があり、閻魔大王が居て地獄へ落ちる者、極楽へ迎えられる者を決定付けるのだとか。 違うんだよ母さん。誰が指示するのではなく、全ての生き物に上下はないんだよ。地球に住んでいた頃は何かと面倒な事が…
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猫のつぶやき(ゴンちゃん! 僕には見えるんだ)

ゴンちゃんの話はいつも楽しく、笑いながらそれでいて僕の頭の芯をシャキッとさせる魅力があった。ゴンちゃんはこの塀の上で遠くを見ながらかなりの時間を過ごしていた。その姿が何とも暖かく感じられ、ほっとしたものだ。ある時僕は聞いてみた。 「ねえ ゴンちゃん この塀の上で一体何を考えているの? 」 「考える事………なにもないよ…
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猫のつぶやき( ブログの効用 )

ブログを始めた頃のことを振り返る。もうかれこれ9年目になる。9年という歳月はあっと言う間であったようにも思えるが、人生最大の節目でもあった。 たかがブログ、されどブログ。当時のものを読み返して見ると、拙い文面ではあるがやる気満々の力を感じる。毎日のように書き綴った跡には、水門を開いて流れ下る水のように、激しくがむしゃらであり、…
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猫のつぶやき(夢で逢いましょう)

人気アニメの影響で、今や百人一首のカルタ取りがとても流行っているらしい。 そういえば、同じような年齢だったろうか、正月の遊びはカルタ取りに熱中したものだ。もう70年も昔の思い出である。 母は白い割烹前掛けをして、畑のことなど忘れたかのように三が日を和かに過ごした。その姿を見て私は母の側を離れられなかった。兄や姉達が友達と出か…
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猫のつぶやき(いたどり)

あっと言う間に背丈を越えるほど伸びた(いたどり)を見ると、雑草としてやがて刈り取られるだろうことが哀れに思える。子供の頃、野山を我が庭のようにして遊んだわたしにとって、 雑草 と言う名で一括りにすることはできない。どんな小さな存在であれ、名もなき生物はない。 いたどり(虎杖)はすかんぽと呼ばれて、子供の頃よく食べたものだった…
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猫のつぶやき(令和を生きる)

「令和」の御代を生きるのだ。 「令和」の御代を慈しみ、万物に感謝して生きよう。 昭和---平成---令和• テロップのように流れたのではない。立ち止まって振り返るほどの悠長すらなかったとも言える。今、世界に誇れるこの国に在ることが、どれ程幸せなことか。 来た道をふと振り返ると、これまで気付かなかったこと、見…
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猫のつぶやき(沈黙は金なり)

平身低頭し、誰彼なく手を握り、家族にすら見せた事のない優しい笑顔をふんだんにばらまき、政治家としての承認のバッチをものにした時、国の為、国民の為と、大義名分をかざしたのも決して嘘ではないだろう。 政治家に限らず、どんなジャンルにも身の程知らずが往々にして存在する。(恥)知らずだとか、(恥)を知れとか昔はよく使われた言葉であったが、…
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猫のつぶや(ふるさと)

「人はいざ 心も知らずふるさとは 花ぞ昔の香ににほひける」 平安時代の第一の歌人と言われる 紀貫之の 多くの 歌の中から、この一句が思い出される。 ふるさとは懐かしく愛しい。母が居てこそのふるさとであり、母が私の存在を認めて笑顔で包んでくれてこそのふるさとであった。私は母の生きた年齢を遥かに超え、周りの家々も代…
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猫のつぶやき(朝の楽しみ)

櫻井よしこ氏がある週刊誌へ連載の「ルネッサンス」は、早朝の散歩で立ち寄る喫茶店でのモーニングに欠かせない楽しみである。 彼女の的確でシャープな思考から、世界の中の日本と言う国の置かれている今や、これからどうすべきなのか、どのように頭脳を整理していけばいいのか。政治や経済がどのように動いて行くのか。 彼女の明晰な叡智は、いつも私を…
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猫のつぶやき(令和………新元号に万歳!)

僕はゴンちゃんの(イデア)で忠太郎と言います。 ゴンちゃんが今思っていることや、伝えたいことを僕が僕の口で言います。ゴンちゃんの姿は誰にもその目で確認できないでしょうからね。早い話が、僕をゴンちゃんそのものだと捉えても間違っている訳でもありません。2018年10月にゴンちゃんはこの世を卒業しました。だから夢の中でしか姿を見せられないの…
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猫のつぶやき(引き出しは引き出すもの)

夜中にふと目覚めた時、読みかけの小説の続きをむさぶり読むのが何とも楽しい。 登場人物の個性的な魅力にとっぷりと溶け込んで、事細かい所作までもイメージして、自分の思い通りのキャラクターを描いている。 少しづつ衰えていく視力を無視して読み進むとわずかな吐き気を感じる。そんなにしてまでのめり込んだ本の内容や人物の名前も、少しばかり…
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猫のつぶやき(母さん!・ゴン!)

柔らかな春の日差しは、久々に母さんとお出かけの僕をより幸せに包んでくれる。2018年10月、僕は現世での全ての役割を終えた。僕の姿形はその儀式を境に消えてしまったのだと誰もが思っている。 でも違うんだ。こっちには「時」と言うものがないんだ。夢でも幻でもなく、此処に僕が居ると言うことだけが「現(うつつ)」としてあるだけなんだ。 母…
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猫のつぶやき(将棋の面白さ)

先手2・6歩と打てば、後手8・4歩とくる。次に7・6歩と打てば後手3・4歩と角道を開ける。 日曜日のテレビ将棋の時間が結構待ちどおしい。最初の一手をどうするか興味津々なのだが、じっと将棋盤を睨んで時間をかけたにもかかわらず、いの一番の手は、角道を開けるか飛車の頭をつくか、ヘボ将棋の私と違いはないのだと大いにほくそ笑んだのである。 …
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猫のつぶやき(悔いなし)

あの時こうしておけばよかったとか、もっと別の道があったのではないか。 人生の来た道をふと振り返ると、「後悔」と言う言葉が何度か心の隅でもがいたこともあったが、よくよく自分と対峙してみると、その時その時を精いっぱいの判断と決断で生きてきたのだ、何の後悔があろうか。 夢や希望や情熱に支えられた若い時代と違い、人間社会を長く経験し…
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猫のつぶやき(3Bとはなんぞや)

茶店で息巻いている女性達の会話は、屈託もなくこれでもかというほど響き渡る。仕切りのない隣席に座ろうものなら、その輪の中に自分が溶け込んでしまいそうである。 聞くつもりは更々ないが、他人の懐へねじ込むように跡を付けた話にも、時に笑えることもある。 3Bという言葉が何度も出てきて、その度に大きな笑いが飛ぶ。3Kならひと頃よく聞いたも…
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猫のつぶやき(ゴン&母さん)

僕(猫のゴン)はある日を境に、透明人間‥‥‥アツ! 透明猫になったんだ。母さんはとても寂しそうだけどね、でも僕はちっとも変わったわけでは無いんだ。母さんは僕の写真を飾って、いつも話しかけてくれる。僕の姿が見えて無いだけなんだ。 「ゴンはいつも母さんといっしょだよ」 母さんの思いはちゃんと僕に届いているよ。僕だっていつも母さん…
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猫のつぶやき(タラ、レバ)

「もしもこうしていたら、もしもこうしていれば」 いわゆる「タラ、レバ」と言う言葉をひと頃頻繁に耳にしたものだが、振り返るほどの時間の猶予などありはしない。 振り返る年月が増えれば増えるほど、「タラ、レバ」もまた膨大であるはずであるが、意外とそうでも無い。どこかで(自分)と言う一人の人間を客観視しながら、その時々的確な判断を下して…
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猫のつぶやき(百歳体操)

「百歳体操」というのがあって、高齢者を集めてテレビ画面をみながら一時間ばかりの緩やかな運動をするのだが、これがなかなか楽しいものである。高齢者には違いないが、そう決め付けられるのも少々抵抗感もあり、推められても曖昧な返事で誤魔化してしまいがちだったが、断る理由もさしてある訳もなく、思い切って出かけてみた。 百歳までも元気に生き…
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猫のつぶやき(年の瀬)

「災」という一字を印象ずけた平成30年も終わろうとしている。 日記帳に刻んだ小さな文字に目を走らせば、自分の一年が再び戻ってきてくれる。そして私の歴史となって少しずつ稀薄になりやがて忘却の彼方へ遠ざかるのである。 今、この一瞬に思いを込め、耳をそば立て眼を凝らし、可能な限り自分を奮い立たせよう。 「まだ出来る 何が…
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猫のつぶやき(忘年会)

生涯教育の仲間の忘年会は、大盛況のうちにおひらきとなった。平均年齢75はゆうに超えているだろう。久しぶりに顎が痛い程笑い、普段はあまり会話もしない者同士が長年の知己のようにお喋りに夢中になったり、それぞれの意外な一面に触れて、小さな感動にしたったりで、年を取るのも悪くはないなと思ったのである。 膝をくずしたり、足を投げ出したり、丸…
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猫のつぶやき( 将棋が面白い) )

65歳になった頃ではなかろうか。私は将棋に挑戦した。駒の名前、それぞれの動かし方など全くいの一番からのスタートであったが何故か夢中になれた。テレビに接続したソフトで何度も繰り返しているうちに、「 美濃囲い「 穴熊囲い 」 「 矢倉囲い」などという玉の守り方や、「 居飛車」 「 中飛車 」 「 振り飛車」などと言う攻め方など、一端の将…
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猫のつぶやき(師走の空気は特別)

環境や考え方、ものの価値観さえもグローバル化した現在、明治に生まれ、大正、昭和を生きた母の生涯を、昭和、平成、そして新元号を生きる私の人生に重ね合わすことには無理があるけれど、「師走」になるといつものように母の在りし日の姿を思い出す。 ボタン一つでご飯が炊け、ボタン一つで洗濯も掃除も済む今と違い、何から何まで全て自分の手足でやり遂…
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猫のつぶやき(クリスマスツリーを見上げて)

なにかにつけて世の動きははやい。見上げるほどのクリスマスツリーが、それを実感させる。 小さなツリーを飾り、サンタがやって来る事を信じた子供達の期待に応えようと、私の方がワクワクした過ぎし日のことは、今思い出しても嬉しく懐かしい。 クリスマスもハローインも、他国の祭りではあっても、それに乗っかって楽しい思い出をたくさん溜めてお…
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猫のつぶやき(宮島は近くて遠い島になった)

日本三景の宮島が世界遺産に認定されてから、訪れる客も増えに増え、のんびりと厳島神社に詣でる気もうすれてしまった。 干支の数だけ登った弥山の頂上も、ずいぶん変わったと聴く。初日の出に手を合わせ、帰りの連絡船に乗り込むと、正月三が日が終わったような安堵の心境になったものだ。 最後に登ったのは何年前になるだろうか。 若かったなあ…
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猫のつぶやき(躍動)

ホットモーニングで始まる1日は、なんだか素敵な予感を抱かせる。 空の青や雲の白のせいもさることながら37兆個の我が細胞が、喜々としてタコ の吸盤の如く口を開ける。昨日までの汚泥を吐き出し、真っさらな青と白、それに無限の透明な風を吸収するのだ。 そんな朝を何より大事にしているのも、重ねた年月がくれた大きな財産であると信じてやま…
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猫のつぶやき(ゴン 一緒にいるよ ずっと)

少しづつ朝晩の冷え込みが気になる季節がやって来ました。ついこの前まで私と会話し、信頼の 眼差しをくれたゴン! 母さんのゴン! 母さんの声が聴こえていますよね。。母さんは、どんな時も何している時も、あなたの幻影に癒されながら、ゴンの存在の偉大さに胸の張り裂ける思いです。 身体を丸めて眠った籐籠も、ありったけ手足を伸ば…
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