テーマ:雑感

「猫のつぶやき」

人間の社会というもん は、猫の私から見れ ばなんともやっかい であり、不可解であ る。 私らは自前の毛皮と、 食い物さえあれば生 きていけます。まさに裸一貫の勝負です。 誰に媚びるのでもなく、わたしはわたしとして何一つ自分を見失っちゃあいません。 それでも人間は、癒されるとか言って可…
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「つつじ」

小さな苗木を植え たのは、子供達が 私の作った弁当持 参で、学校へ走っ ていた頃でしたか ら、かなりの年月 を経たことになりま す。 満開のみごとさを眺めながら、我が家の歴史を見続けているつつじの花の、 変わらぬ輝きが神々しく、たまらなく愛おしい。 風のわずかな力に押され、クク…
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「年の瀬に思う」

年の瀬を迎えても、昔のようなあわただしさを感じなくなった。 毎年この時期になると、家中の障子の張り替えや、神棚や仏壇の整理、 に追われた子供の頃の年末風景が懐かしく思い出される。 電気冷蔵庫は勿論、テレビも洗濯機もなかった時代のことである。 子供は元気に外で遊んでいればよかった。つるべ落としの夕暮れは、 「ご飯…
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雑感 ⑤

 今日は、俳句の日らしい。819 をハ・イ・クと読ませるのだろう。820なら ハ・二・ワの日となる。821なら、ハニーで蜂蜜の日とでもなるのかなあ。 こじつければ毎日何かの日となる。面白いと言えば面白い。  今朝は、とにかく俳句を一句詠みたいと思った。珍しく涼しい風に出会い、 窓の風鈴が一層秋の気配を告げる。あまりの暑さにホ…
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雑感 ④

 町には小さな映画館兼芝居小屋がありました。夜に始まる催しには 行ってはいけないというのが校則でしたが、反発することもなく、当然のこと と受け止めていた実に素直で従順な生徒ばかりでした。  或る時 美空ひばり の「りんご園の少女」の映画がかかった。 町のあち こちに宣伝ビラが貼られた。当時から羨望の的であり、すでに天才少女の名 …
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雑感 ③

 母が亡くなって40年になるが、夢の中で会ったのは1回だけである。 不幸をかけたり、心配かけたりすると夢にみるのだといわれてきたが、それ ならば、私は毎晩夢で母に会うはずである。 1回とはつれない。  私が行く道の終わりは、母の通った道の終わりで合流する。 あの世とやらは、この世とやらは、人それぞれに解釈すればいいことだが …
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雑感 ②

 軍需工場があるわけでもなく、重要な港があるわけでなく、爆弾を落とす 標的など何もない小さな島でさえ、昼となく夜となく敵機が近づくと、サイレ ンが鳴り響き、大人も子供も恐怖におののいた戦時中の日常でした。 どこの家も、庭や畑の中に防空壕を掘って身を隠し、防空壕のない家は、 山をめざしてひたすら上へ上へと登って行くのです。 …
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雑感 ①

お盆は精霊様が家に帰って来るから、兄弟姉妹決して喧嘩をしないようにと、 きつく念をおされた子供時代でした。  盆、正月、祭り、この三つが一年の三大イベントでしたが、戦後の食糧難は 長く、盆だといっても、おはぎとソーメンがあれば御馳走でした。ふだんは麦飯 を食べても、三大イベントの日だけは銀飯でした。母が畑仕事に行かず、家に …
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