猫のつぶやき(ダイヤモンドプリンセスと笹舟)


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新型コロナウイルスの拡散もさることながら、曖昧な情報も又世界を一瞬にして覆い尽くす。高齢の域に身を置く私にとって、耳を傾け命の万全を図ることを素直に感じ入る。
ところで、「ダイヤモンド・プリンセス」がアップになったテレビ画面を見ていると、そのあまりの大きさに驚かされる。
全長290.00メートルで、後ろへひっくり返りそうになる程見上げると水面上54メートルだそうだから、とてつもなく巨大なマンションの移動のように思える。
600人とか800人の定員で運行する世界遺産の宮島航路しか目にすることのない私の目は、3700人の心を魅了したであろうこの巨大な建造物にしばし圧倒された。

17世紀のはじめの頃を描いた 韃靼疾風録 という司馬遼太郎の 本を読み終えたばかりだったせいか、気の遠くなるほどの日数をかけ、命の危険と向き合い、大陸を目指した帆掛船のことを思った。17世紀と21世紀を比較するのは滑稽かも知れないが、田舎の片隅で都会を想像しながら、裸足で遊んでいた子供の頃のキラキラした思い出を持つ私には、文明の発展も時代の変遷も、大した意味を持たない。

笹舟を川に浮かべたり、二艘ぶねやだましぶねを折り紙で折って、日がな一日遊んだ時代も、今思えば両手を広げても決してこぼれることのない良き時代であったのです。

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